日本に広がる毒グモ「セアカゴケグモ」とは?どんなところにいる?

危険生物

セアカゴケグモ、日本では1995年に大阪で初めて目撃されて以来その分布は全国に広がっているといわれています

そんな私たちにとって身近な毒グモ「セアカゴケグモ」についてまとめてみました

 セアカゴケグモのメスは体長10~15ミリ程度で、光沢のある黒い体に赤い縦ラインの模様が入っています

 毒を持っているのはメスの個体だけです

 オスは3~6ミリ程で、白っぽい色をしており毒を持っていません

 性格はおとなしく、見つけてもむやみに触ろうとしなければ咬まれる心配は少ないようです

 日本では4月~10月に多く目撃されており被害のピークは6月~10月といわれています

どんなところにいる?

 セアカゴケグモは2025年現在、日本全国で目撃されており近畿地、東海地方を中心にほぼすべての都道府県で目撃されています

 天敵も少なく、沿岸、川辺、干潟、山林、市街地どこにでも生息できます

 暖かい場所を好み、学校や公園のベンチの裏、エアコンの室外機の陰、庭のプランターの陰、放置された靴の中など低い位置に巣を作るほか

道路側溝のふたの隙間、墓石の周りなど人工的なものにも好んで巣を作るようです

 公園のベンチに座る際や出しっぱなしにしていた靴を履くときなどは安全かどうか確認してみるのが良いでしょう

見つけたら?

 セアカゴケグモには通報義務は無いため見つけても保健所などに知らせる必要はありません

しかし、繁殖してしまうと危険な害虫のため可能なら駆除しましょう

 その際、咬まれる可能性もあるので絶対に素手では触らず殺虫スプレーを使うことが推奨されています

 場合によっては害虫駆除業者に相談するのも良いかもしれません

 死骸も素手で触らず紙などにくるんで可燃ごみとして処理しましょう

毒性

 セアカゴケグモは神経毒を持っており咬まれると症状として針に刺されたような痛みと、腫れ、頭痛、吐き気、筋肉痛、高血圧

 稀に重症化すると呼吸困難やけいれんを起こすことも報告されています、重症化リスクの高い赤ちゃんや高齢者は特に注意が必要です

しかしほとんどは軽症で済むことが多く、血清が開発されてからは死亡例はありません

咬まれてしまったときは

 ①まず応急処置として咬まれたところを石鹸と水でやさしく毒を洗い流し、患部を冷やしてください

 ②速やかに医療機関を受診してください、その際殺したクモの死骸をビニールなどに入れて持っていくと病院もスムーズに対応ができるはずです

まとめ

・セアカゴケグモは体長10~15ミリで黒い体に赤いライン

・日本中どこにいてもおかしくない!公園のベンチや放置された靴には注意

・見つけても絶対に素手で触らない!殺虫スプレーで駆除

・咬まれたら毒を洗い流し、病院へ

 以上、これからも日本で増え続けるであろうセアカゴケグモについてまとめてみました

 

 最後まで読んでいただきありがとうございました、この記事が少しでもあなたの役に立ったなら幸いです。

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